医科歯科連携
妊産婦や全身疾患を持つ方が安心して歯科医療を受けていただくために
当院では、妊産婦の方、循環器系疾患をお持ちの方、重度の糖尿病の方にも安心して歯科治療を受けていただくため、医科歯科連携の地域ネットワーク体制を整えております。
- 受診のたびに遠方の他医療機関を紹介される
- 持病があるので歯科治療が不安
- 現在服用中の薬がある
- 妊娠している
といった理由で歯科医院の受診を躊躇っている方は、一度、堺市南区の竹山歯科口腔医院までご相談いただければと思います。患者様のご負担を軽減しながら、安心して治療を行えるようサポートさせていただきます。
オーラルフレイル外来
オーラルフレイルとは?
事故や病気などのケースを除き、私たちの身体が極端に虚弱する、つまり寝たきりになるのは、全身のさまざまな機能が一定のラインを超えて低下し、立つ・座るという動作さえできなくなったときです。
そして、その予兆として近年注目されているのが、オーラルフレイルです。
オーラルフレイルとは、Oral(お口の)Frailty(虚弱)を語源とする言葉であり、食べ物を噛めない・飲み込みにくい・こぼしてしまう、滑舌の低下などが見られる状態を指します。
この全身の虚弱の予兆と言うべきオーラルフレイルを見逃さず、適切に対処することで、お口だけでなく、全身の機能の低下を食い止め、さらには健康維持・向上が期待できるようになります。
オーラルフレイルの原因
オーラルフレイルの根本的な原因は、虫歯や歯周病、セルフケアの不十分、口腔環境の悪化、歯並び・噛み合わせの乱れ、合わない入れ歯の使用、欠損歯、嚥下摂食障害など、口腔トラブル全般です。
悪循環を断ち切りましょう
上記のような口腔トラブルなどをきっかけとして食べ物を噛めなくなると、やわらかいものばかり選んで食べるようになります。そして、やわらかいものばかり食べていると、噛む力がさらに低下します。
噛めない → やわらかいものを食べる → 噛む力が低下する
この悪循環に陥ってしまうと、なかなか抜け出すことができません。口腔トラブルなどの根本的原因に対処することで悪循環を断ち切り、口腔と全身の機能の維持・向上につなげましょう。
オーラルフレイルチェック項目
以下の項目に該当する場合には、オーラルフレイルに陥っている可能性があります。もしかして、と思ったときには、当院にご相談ください。
- 食事中に食べ物がつかえたり、こぼれたりする
- 食事に時間がかかる
- 硬いものを避けて食事をしてしまう
- 舌が回らない、発音しにくいときがある
- 虫歯や歯周病を放置している
- 歯が抜けたまま放置している
- 合わない入れ歯を使い続けている
口腔機能低下症
オーラルフレイルを放置していると、口腔機能低下症と呼ばれる病気に進展することがあります。
口腔機能低下症は、口腔不潔、口腔乾燥、咬合力低下、舌口唇運動機能低下、咀嚼機能低下、嚥下機能低下、低舌圧のうちの3項目以上に該当する場合に診断が下される疾患で、私たちが生きる上で欠かせない栄養バランスの整った食事を摂ることがさらに困難になります。 オーラルフレイルのチェック項目に1つでも該当した方は、お早目にご相談ください。