歯周病治療

当院の歯周病治療

歯周病治療の特徴当院では歯周治療の精度を高めながら、その精度を標準化するために、徹底した歯科衛生士教育を実施しています。当院の歯科衛生士は全員、歯周治療の技術と学術研鑽を目的としたDH blossom(歯科衛生士育成事業)に所属しています。
代表講師の宮本さくら先生(日本歯周病学会認定歯科衛生士)と提携し、院内教育に力を入れています。これらの取り組みにより、担当歯科衛生士によって、結果のバラつきがなくなり、確実な治療成果を実現しています。
歯科医師が歯周病に対する確実な診断をし、治療計画を立案します。歯科医師と歯科衛生士が密な連携をとることで、確実な歯周病の治癒をゴールとしています。

歯周病とは?

歯にこびりつく歯垢(プラーク)には、多くの細菌が含まれています。歯周病はその細菌の感染によって引き起こされる感染性炎症性疾患です。細菌が歯を支える歯ぐきにダメージを与えるだけでなく、進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまう病気です。

歯周病の進行別治療法

歯肉炎

症状

歯肉炎歯肉溝(仮性ポケット)の深さは2~3mmで、歯ぐきの縁が部分的に赤く腫れ炎症を起こしている状態です。自覚症状はほとんどなく、歯ぐきのみに炎症が起きている状態のことを言います。歯肉炎は初期段階の歯周病ともいわれています。

治療法

毎日の歯磨きで丁寧にブラッシングすることで、完治させることができます。白い歯石は次第に硬くこびりついてしまうことがあるため、定期的に歯科医院で歯肉溝(仮性ポケット)内部などにある原因となる歯垢と歯石を除去することもおすすめです。

軽度歯周炎

症状

軽度歯周炎痛みを伴わないことが多く、日常生活で支障がないため、軽度歯周炎の段階では気づきにくいです。歯周ポケットの深さは2~4mm未満で、歯ぐきが赤く腫れ、触るとプヨプヨします。ブラッシングで出血することがあります。

治療法

歯垢(プラーク)を除去することが最も重要な治療の一つです。毎日適切な歯磨きができていないと、歯垢がすぐにたまってしまうので、適切な歯磨きをマスターすることが大切です。歯垢が石灰化してしまった「歯石」は自身の網が気では取り除くことができないため、歯科衛生士によって除去します。

中度歯周炎

症状

中度歯周炎歯周ポケットの深さは4~6mmです、石のような硬いもの(歯石)がこびりつくようになります。さらに、歯ぐきが下がり、歯の根本が露出し始めるので歯が長くなったように見え、さらには、歯のグラつきや膿の排出や口臭も現れることがあります。

治療法

適切な毎日の歯磨きと歯科衛生士による歯石の除去に加えて、歯周ポケットに隠れている歯垢(プラーク)の除去も大切です。歯科医院で、歯の根っこに隠れている歯垢や歯石を取り除きます。大量の歯石が歯根の深いところまで付着している場合は、麻酔をしたうえで外科的に歯ぐきを一時的にめくってきれいにすることもあります。

重度歯周炎

症状

重度歯周炎歯周ポケットの深さは6mm以上で、歯槽骨はほとんど破壊され、歯根がむき出しになった状態です。歯のぐらつきが強くなり、咀嚼困難で日常生活に支障が出てきます。歯ぐきは腫れて痛み、やがて歯が抜け落ちてしまいます。

治療法

適切な歯磨き指導や歯科医院による歯垢・歯石除去に加えて、奥深くにあり取り切れない場合は、麻酔をしたうえで外科的に歯ぐきを一時的にめくってきれいにします。また、感染を抑えるため、口腔内の細菌増殖を抑える抗生物質が処方されることがあります。できる限り多くの歯を残せるようにしますが、どうしても治療が不可能な場合は抜歯をおすすめすることがあります。

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